2010年9月1日水曜日

「鉄道模型」のテレビ番組

NHK教育テレビ「趣味悠々」では、2007年2月7日~3月21日まで、週1回「ようこそ!鉄道模型の世界へ~レイアウト製作入門~」という番組が放送されていました。

「趣味悠々」は長寿番組で、その1つのテーマに「鉄道模型」が取り上げられました。それまで、日本のテレビ番組では、断片的にしか鉄道模型が登場することはなく、鉄道模型を系統的に紹介した日本初の番組として放映されました。

番組の流れは、天賞堂の「オメガセントラル鉄道」の紹介をして、ゲージとスケールの解説を行い、Nゲージの「入門セット」の取り扱い方の説明をして、HOゲージレイアウトを建設する方法を解説していきます。数回に分けて、フレキシブルレール(道床のないレール)の敷設から、山や木などのシーナリーを、実際に作りながら解説しました。レイアウト以外にも、車両とストラクチャーの簡単な工作と、退色や風化を再現する「ウェザリング」、そして最終的には、サウンドシステムやカメラを搭載した車両、新制御システム「DCC」まで紹介しました。

講師は、イラストレーターで模型作家の「諸星昭弘」です。諸星氏は、独自の発想によって、これまでたくさんの作品を発表しており、ポップで独特な作風で、鉄道模型の分野に新しい風潮を吹き込んでいます。彼は、幼い頃から、模型全般に夢中になっていましたが、鉄道模型の表現する豊かな可能性に惹かれて、鉄道模型の世界にのめりこみました。イベントなどで展示された彼の作品には、多くの人が集まるほどの人気ぶりです。レイアウト制作に努める仕事場には、地元の子どもたちがいつも集まっているようです。


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