2010年9月1日水曜日

「鉄道模型」とは?

「鉄道模型」とは、縮尺と軌間が一定の鉄道車両と線路の模型のことです。その初期は、ブリキ製玩具と明確に区別されていませんでしたが、次第に、縮尺と軌間が決められて製作され、線路上を走らせたり、コレクションにしたりして楽しむために、規格を定めるようになりました。なお、アメリカ、イギリス、ドイツの各地域で、統一の規格と呼べるものがそれぞれに存在します。

鉄道模型を走らせるための運転設備(レイアウト)は、とっても小さなサイズのものから、乗用台車をけん引して、またがって乗ることができるほどの大きさのものまで、一般的に「鉄道模型」と呼びます。また、鉄道模型が高貴な趣味から一般人にまで普及すると、その住宅事情によって、小さいサイズの模型が普及するようになりました。

また、鉄道の標準的なサイズの1/3で製作され、娯楽施設などで客車内に乗車できるものや、試作された実物大の車両モックアプなどは、一般的には「鉄道模型」とは呼びません。プラモデルなどのような走らせることができない置物の模型も、鉄道模型とは区別されています。

なお、鉄道の発祥地である欧米では、1435mmの標準軌の鉄道が一般的ですが、日本の鉄道では1067mmの狭軌が一般的となっています。そのため、同一のスケールで模型化した場合に、両者の車輪や軌間の幅に違いが出てしまい、同一スケールで両者を併用するには、異なった軌間の模型線路を用意する必要があります。


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